やさしいバンカーの打ち方ガイド!
こんにちは!
今回は、多くのゴルファーが苦手意識を持っている「バンカーショット」について、やさしく、ていねいに解説していきます。
◆ なぜバンカーが難しく感じるのか?
バンカーとは、砂地に囲まれたエリアのこと。ゴルフコースには「ガードバンカー(グリーン周り)」と「フェアウェイバンカー(途中のバンカー)」の2種類があります。
バンカーに入ってしまうと、砂にクラブが取られて距離が出にくく、打ち方が普段と違うため、多くの方が苦手に感じます。

◆ 基本の考え方「ボールを直接打たない」
実はバンカーショットの最大のポイントは、「ボールの手前の砂を打つ」こと。
クラブヘッドが砂に入り、その砂ごとボールを飛ばす「エクスプロージョンショット」と呼ばれる打ち方が基本です。
つまり、ボールに直接当てようとしてはいけません。
◆ 構え方(セットアップ)が大切!
バンカーショットは構えが8割です。以下のポイントを押さえましょう。
- スタンスは肩幅より少し広め
- 両足をしっかり砂に埋める(滑らないように)
- ボール位置は左足寄り(やや中央より左)
- 体重はやや左足(体が右に流れないように)
- フェースは開く(サンドウェッジのフェースを少し右に向ける)
- 目線はボールの手前2〜3cmの砂を見る
◆ スイングのポイント
バンカーショットは、フルスイングする必要はありません。しかし、ある程度大きく振らないと砂ごと飛ばすことはできません。
1. 「バンス」を使おう
サンドウェッジの底面(バンス)を砂に滑らせるイメージで打つと、クラブが深く刺さるのを防げます。フェースをほんの少し開いて「バンスを使う」のがコツです。
2. ダフってOK!むしろダフれ!
ダフる(手前からクラブが入る)ことで、砂といっしょにボールがふわっと出ます。クリーンに打とうとせず、「手前の砂を薄く取る」くらいでちょうどいいです。
3. 振りぬく!止めない!
砂に当たった瞬間で止めてしまうと、ボールが出ません。砂の抵抗に逆らわず、しっかり振り抜くことが大事です。
◆ よくあるミスと対策
よくあるミス | 原因 | 対策 |
---|---|---|
ボールが出ない | ヘッドを止めている | しっかり振りぬく |
ボールが飛びすぎる | ボールの直前を打っている | 手前2~3cmにしっかり入れる |
ダフりすぎて埋まる | 体重が右にある | やや左足体重をキープ |
◆ 練習方法
バンカー練習場があれば、以下を意識して練習しましょう。
- ボールなしで「砂だけを飛ばす練習」
- 手前5cmに線を引き、その線に向かってクラブを入れる練習
- 実際にボールを置いて、線の手前を打つ意識で打つ
◆ シニアの方へのアドバイス
若いときは腕力や瞬発力に頼るスイングでもゴルフができましたが、
年齢を重ねると、腕力や瞬発力に頼るのが難しくなります。
だからこそバンカーショットだけでなく、正しい体の使いかたが必要になります。
「正しい構え」と「リズムの良いスイング」がとても大切です。
- 力を抜いてスイングする
- 重心は安定させる
- 打ったあとバランスを崩さない
- 体の使いかたの順番を意識する
これらを意識すると、ミスが減り、バンカー脱出も安定します。
◆ 最後に:バンカーは「怖くない場所」に変えられる
バンカーショットは、「技術」というより「コツと感覚」が大切なショットです。
そのためには、ゴルフ場によって砂の質が違うことを認識しなければなりません。
砂の状態を意識するだけでバンカーショットが変わってきます。
一度コツを掴めば、「得意クラブ」にさえ変わります。
ぜひ、今回のポイントを参考にして、
次回のラウンドでは自信を持ってバンカーに立ってみてください。